一宮市三岸節子記念美術館

ICHINOMIYA CITY MEMORIAL ART MUSEUM of SETSUKO MIGISHI

コレクション展(常設展)

節子を詠む

来館者のみなさまに節子や節子作品、美術館について短歌を詠んでいただき、優秀作品を発表する好評企画「短歌ポスト 三岸節子を詠む」。歴代入選短歌と、そこに詠まれた節子の作品をあわせて展示します。

会期 2018年10月6日(土) - 2019年1月14日(月・祝)
会場 1階 常設展示室
開催時間 午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
休館日 月曜日(祝祭日・振替休日の場合、その翌日) / 祝日の翌日(土曜・日曜日の場合、開館)
観覧料 10月6日(土) - 11月25日(日) 一般 800円 / 高大生 400円 / 小中生200円(特別展観覧料に含む)
11月27日(火) - 1月14日(月・祝) 一般 320円 / 高大生 210円 / 小中生 110円
※20名以上の団体は2割引

新収蔵作品のご紹介

貝谷八百子氏肖像画浜村美智子氏肖像画

 生涯で何百枚もの作品を描いた三岸節子。その画業を概観すると、ヨーロッパに渡る前は室内での静物画、渡欧後はヨーロッパ各地の風景画を多く残しています。
 そんな節子ですが、「相手に気兼ねや気苦労をするのが嫌」と、人物をモデルに描くことはほとんどありませんでした。確実に肖像画を制作した記録が残るのは、1956(昭和31)~58(昭和33)年に雑誌『週刊朝日』の企画【表紙コンクール「日本の女性」】(1958年は「日本の若い女性」)で発表した、谷桃子、貝谷八百子(ともにバレリーナ)、浜村美智子(歌手・モデル)の3人だけであり、これらは静物画とも風景画とも異なる軽やかな筆致で、節子の画業を研究するにあたり大変貴重な資料といえます。当時の心境を、節子は「人物をもっとも不得手としながら、ついにフテイにも描く側になりました。」(『週刊朝日』1956年1月8日号)と、自虐とユーモアを交えて語っています。
 この【表紙コンクール】では、当時の名だたる画家たちが15週にわたって週替わりで表紙を飾りました。また、人気投票と懸賞が兼ねられており、各号の表紙絵に投票した一般読者の中から、抽選で1名に原画がプレゼントされました。
 当館は2017年10月に《貝谷八百子氏肖像画》を、当選者の浅田治様からご寄贈いただきました。これをきっかけに、残る2作品についても、当選者を特定すれば原画の所在がわかるのではないかと思い、調査を開始しました。
 当時の『週刊朝日』の当選者情報を頼りに現地調査等を重ねた結果、2018年4月18日に、《浜村美智子氏肖像画》の当選者・宮﨑輝豊様の現在の連絡先が判明しました。同日ただちに電話で問い合わせたところ、家族が応対され、肖像画が自宅に現存することが確認できました。しかしながら当選者の輝豊様は2日前に87歳で亡くなられ、電話がかかってきた今がまさに葬儀の最中とのことでした。
 後日、葬儀の最中に当館から連絡があったことについて、遺族から「父が呼んだのかもしれない。父の遺志として肖像画を寄贈したい。」とのお申し出をいただきました。4月18日は、偶然にも節子の命日でもありました。
 残る《谷桃子氏肖像画》については、引き続き所在調査を進めています。

関連行事

◆短歌と絵画の調べ

朗読家・フリーアナウンサーの石田麻利子さんに、歴代入選短歌を朗読していただきます。
日時 10月21日(日) 午後1時 〜 午後1時30分
参加費 無料(要観覧券)
申込み 不要(当日直接会場)
関連行事・朗読イベント講師(石田さん)写真

◆おやこでせつこっこクラブ 「たんかであそぼ!」

節子さんの絵を見ながら親子で短歌を作りましょう。
日時 10月21日(日) 午後1時45分 〜 3時30分
対象 小学生とその保護者
定員 10組20名(抽選)
講師 小塩卓哉さん(中部日本歌人会顧問、「三岸節子を詠む」選者)
申込み 10月7日(日)までに、電話もしくは、郵便番号・住所・参加者名(ふりがな)・年齢(学年)・保護者名・電話番号を記入し「たんかであそぼ」と明記の上、はがき、FAX、メールで三岸節子記念美術館まで