せつこっこクラブ

「せつこっこクラブ」は、子どもを対象とし、「節子さんの作品やアートに親しむための入口」となることを目的とした教育普及プログラムです。

平成29年度 せつこっこクラブ6月

「あさごはんえほん」
活動報告

 

今回のせつこっこクラブは「喫茶店のモーニング文化」や節子さんの好きだった食べ物の話をヒントに、ぱたぱたひらく「あさごはんえほん」を作りました。

 

 

 

一宮はモーニング文化発祥の地とも言われ、市内在住の子どもたちの中には、小さいころから喫茶店で朝ごはんを食べることに慣れ親しんでいる子もいます。一方でモーニングを知らない子どもたちもおり、まずは土蔵展示室に移動して、モーニングってなに?というお話をしました。アトリエを再現した空間に囲まれながら、節子さんの好きだった朝ごはんの話もしました。夜ご飯に食べた鳥のひきずり鍋(愛知県の郷土料理)に具を足して、また朝ごはんに食べるのがお好きだったようです。渡欧していた頃の朝ごはんは、クロワッサンやバゲットにカフェオレだったそうで、おしゃれな朝ごはんを食べる節子さんの姿が浮かんできそうです。

 

 

実習室に戻り、いよいよ「あさごはんえほん」を作ります。 はさみの使い方や、手順などを確認しました。 早く作業したくてうずうずしていた子もいましたが、みんな集中して聞いてくれました。 今回は、小さい子どもでも作業できるように、絵本は1ページのみ、とびらがひらく仕掛け絵本となっています。まず表紙をかき、真ん中を開いてお皿をはりつけます。 「あさごはん」は裏側がシールになったフェルトや、色画用紙で食べ物をつくり、表現しました。

 

お皿の上に思い思いの朝ごはんがのっています。絵本のとびら部分には、自分の好きな朝ごはんについて書き込めるコーナーと、節子さんの好きな朝ごはんを紹介するコーナーをつくりました。

 

 

出来上がった作品を持ってもらい、みんなで記念撮影です。フォークやスプーン、飲み物などを描き足したり、家族の姿を描き込む子もいました。食育が注目されて久しい昨今ですが、美術を通して食に関心を持ってもらうことも重要だと思います。郷土の歴史や文化にも触れながら、毎日朝ごはんをもりもり食べてくださいね。(学芸員 阿部美里)