せつこっこクラブ

「こどもミュージアム」も今年で10年目となりました。今年度は美術館が設備工事のため長期休館していることから、一宮市尾西歴史民俗資料館と尾西生涯学習センターを会場として、美術館の外でアートを探す「こどもミュージアム2016 美術たんけん隊」を開催しました。 美術家・山口百子さんを講師に迎え、アートや美術について考えるプログラムやわたしたちのまち「一宮」について考えるプログラム、みんなでひとつの大きな小屋をつくるプログラム、そして一人ひとりで街をつくりみんなで繋ぎ合わせるプログラムなど、5つの活動を行いました。

平成28年度こどもミュージアム2016

美術たんけん隊!
活動報告

@いろいろならべて!宇宙の街

【日 時】7月29日(金)10:00〜11:30、13:30〜15:00
【対 象】小学1年生〜3年生
【参加人数】午前:4名 午後:5名 計9名

【参加費】300円

【材 料】お家でねむっているおもちゃやコップなど

<内容>

家から持ち寄ったおもちゃや小物雑貨を様々なルールのもとに並べ替え、規則性を考えました。持ち寄った物だけでなく、履いていた靴も分類に加えるなど、子どもたちの工夫が現れる活動でした。その後、おもちゃや小物雑貨を自由にならべて「宇宙の街」をつくりました。また、「分類して展示する」という美術館の活動にも意識を向けました。

 

A“れきみん”でコラージュしよう

【日 時】8月2日(火)10:00〜14:00
【対 象】小学4年生〜一般
【参加人数】5名

【参加費】500円

【材 料】デジカメ、紙の箱(お菓子の箱など)、「広報いちのみや」などの広報誌2か月分程度

<内容>

古い建造物や神社など、一宮を感じるものを資料館周辺で撮影し、印刷しました。印刷した写真や一宮の広報誌の写真などを素材にして、箱の中に切り貼り(コラージュ)し、作品をつくりました。

 

B “れきみん”でアート思考

【日 時】8月7日(日) 10:00〜12:00
【対 象】中学生〜一般
【参加人数】7名

【参加費】500円

【材 料】デジカメ、筆記用具

<内容>

ワークシートを使って進めていきました。まず「美術とは何か?」「美術がなくなったらどういう世の中になるか?」を考えて発表してもらい、そのあと資料館の敷地内で「美術」を感じるものを写真に撮りました。その中から3点選び、印刷して発表し、最後に「美術が世の中でどのような役割を果たしているか」を考えてワークシートに書いてもらいました。このワークショップは一般(大人)も参加できるワークショップでした。大人の参加者が活動を楽しんでいる姿が印象的で、今後も、美術・美術館という「非日常」を、職場や家庭などの「日常」で生かしてもらえるようなプログラムを行っていきたいと思っています。

 

C無限スペースの小屋

【日 時】8月10日(水)10:00〜11:30、13:30〜15:00
【対 象】小学生
【参加人数】午前:19名 午後:15名 計34名

【参加費】500円

<内容>

ダンボールに折り目をいれ、壁や柱をつくります。そのあと、つくった壁と柱を合体させ、小屋をつくりました。ミラーシートを好きな形に切り、小屋の中に貼って、円形のアクリルミラーも1人3枚ずつ小屋の好きなところに貼ります。最後に、みんなで小屋の中に入り、完成した小屋を楽しみました。
みんなでひとつの小屋をつくるプログラムでしたが、高学年の子どもたちは、はさみ使いが上手で、テープで留めるときも、見栄えなどを意識してきれいに貼っていました。低学年の子どもたちは見立てが上手で、なんとなく切ったものでも出来上がったかたちを楽しんでおり、「ハイヒール!」「きょうりゅう!」と様々なかたちを教えてくれました。

 

D 木のかけらから冒険へ

【日 時】8月20日(土)10:00〜11:30、13:30〜15:00
【対 象】年少〜小学2年生
【参加人数】午前:20名 午後:11名 計31名

【参加費】500円

<内容>

まずはイラストボードの上に木片を立てて遊びます。そのあと、木片にボンドをつけて組み立て、色鉛筆で木片に色をつけました。最後に全員のボードを長机に集めて街になるように並べ、カメラで動画を撮影してプロジェクターに投影し、みんなで見ました。子どもたちは木片のかたちや配置から見立てを行っており、「ゲームをしながら落ちていくところ」や「クワガタが飛び立つための台」など、それぞれの物語が展開されていました。

美術館の外で活動をした今年度でしたが、あらためて「美術ってなに?」「一宮ってなに?」ということを考えるきっかけになれば嬉しいです。(教育普及担当学芸員 阿部)