せつこっこクラブ

「せつこっこクラブ」は、たくさんの子供たちに美術館を身近に感じてもらうための教育普及プログラムです。毎月1回土曜日に定期的に活動します。展覧会や季節に合わせたワークショップ、絵の鑑賞会、近隣の美術館の見学など楽しい催し物がいっぱいです。ぜひ参加してみてください!
※募集は一宮市の広報、美術館ホームページ等で、それぞれの催し物ごとに行います。

平成28年度 美術実技講座

「ぬらし絵と手仕事 色をつくる!
かたちがうまれる!」
活動報告

<内容>
 ぬらし絵とは、赤、青、黄の3つの色を用意し、あらかじめ濡らしておいた水彩紙に平筆を使って描く方法です。重ねるたびに新しい色が生まれ、偶然できたかたちに想像力がふくらみます。「描き方」を教え込むのではなく、色とかたちのなかで遊ぶ中で、個性や創造力の広がりを楽しみます。手仕事ではトランスパレントというツヤとハリのある薄い半透明の用紙を用意します。折ってちぎって貼って、おのおのの形を作り、色と形の調和から、思わぬ美しさが現われることを体験します。

 

午前の部

 まず始めにぬらし絵のお話をしました。水に通しておいた水彩紙に赤・青・黄の3色の透明水彩で絵を描くことが基本です。にじみ絵ともよばれることもあり、紙ににじんだ所、色が重なった所から想像していきます。 未就学児は色で遊ぶ中、小学生になると偶然できた形から想像して絵を描いていく子もいました。

 次に細かくちぎったトランスパレント(ツヤと張りのある薄い半透明の紙)を使って、糊で貼って絵を描きました。北欧やドイツでは、冬の間、ひかりが乏しくなる為、窓から差し込む光をトランスパレントで作った飾りで楽しむそうです。

 

 光を通すので、窓辺に重ねると綺麗な色が生まれます。夜は家の中の灯りが外へ色を映し出すそうです。

 

午後の部

 一般の部では最初の一枚は色で遊び、二枚目はテーマを決めて描きました。今回は「バラの花」。花の赤、光の黄、水の青、植物が生きる生命力を思いながら描いていきました。

 今回の講座は3歳から70代まで幅広い年齢の参加者がいました。としくらさんはぬらし絵や手仕事を軸にこころがやすらぎ、無心になれる時間をとてもたいせつに思っています。子どもたちは上手い下手ではなく、色を楽しみ、自分だけの表現を見つけることにいきいきしていました。大人の方はさらに深く自分を見つめ解放することを楽しんでもらえたのではと思っています。