せつこっこクラブ

「せつこっこクラブ」は、たくさんの子供たちに美術館を身近に感じてもらうための教育普及プログラムです。毎月1回土曜日に定期的に活動します。展覧会や季節に合わせたワークショップ、絵の鑑賞会、近隣の美術館の見学など楽しい催し物がいっぱいです。ぜひ参加してみてください!
※募集は一宮市の広報、美術館ホームページ等で、それぞれの催し物ごとに行います。

平成28年度 せつこっこクラブ3月

「にししぴと紙版画を作ろう」
活動報告

<内容>
 切ったり引っ掻いたり削ったり剥いだり自由に表情をつけた版を紙の中に配置して、プレス機で刷る。 プレス機の圧で写し出される作品は、いつもとはちょっと違った表現になるのを体験する。 また西淑氏の作品も見ながら、線の強弱やモノの配置、作品の物語性など、いろんなことを考えてモノを作ることを楽しむ。

 

午前の部

10回目を迎える春のワークショップでは、作家の表現やそのプロセスに直接触れる貴重な体験の機会とし、手や身体を動かして何か得るものを目指し試みています。今年はにししぴさんによる紙版画のワークショップを行いました。まず最初に普段の制作についての話をされ、制作や作品を作るときの着眼点を聞きました。

紙版画、プレス機の話をしながらデモストレーション。でき上がりの歓声に子どもたちのわくわく感が伝わってきました

 

 今回のワークショップでは、作家の準備した数点のモチーフ(人、鳥、湖、木)を見て、それを自分なりに組み合わせていきます。これらのモチーフは西淑さんの絵画にもよく使われるもので、これをきっかけに自由に構成して作画してもらいました。

 切ったり引っ掻いたり削ったり剥いだり、自分らの描いた絵に自由に表情をつけていきます。 どんな仕上がりになるのか、あれこれ想像しながら作っていきました。 版が完成すると、インクをつけていきます。

 表面へのしかけにインクが十分に入るように塗りこめた後、要らない部分を落としていきます。

 刷り上がったときのよいお顔。絵が反転することも楽しみながらできました。

 モチーフをきっかけに、一人ひとりの想像膨らむすばらしい作品ができあがりました。

 

午後の部

午後は一般の方7名に加えて、親子9組21名で行いました。
午前と同じくまずはデモストレーションを見て、作画へ。

 

インク付けをして刷ります。

完成!

ワークショップは、参加者がさまざまなことを主体的に考え、そこに集まった他人とコミュニケーションをとりながらひとつのことを達成していくものです。造形活動だけでなく、見ること、考えることまでも含まれた貴重な機会でしょう。作家ワークショップはそのきっかけを与える重要なもの改めて実感しました。