せつこっこクラブ

「せつこっこクラブ」は、たくさんの子供たちに美術館を身近に感じてもらうための教育普及プログラムです。毎月1回土曜日に定期的に活動します。展覧会や季節に合わせたワークショップ、絵の鑑賞会、近隣の美術館の見学など楽しい催し物がいっぱいです。ぜひ参加してみてください!
※募集は一宮市の広報、美術館ホームページ等で、それぞれの催し物ごとに行います。

平成27年度 冬のワークショップ

「一日製本屋さんになろう!」活動報告

【AMの部 『じゃばら製本』でアルバムづくり

《参加者》 7組15名

《対象》 年長〜小学2年生の子どもと保護者

 

内容:近年では写真を現像するということがだんだんと少なくなってきています。今回は好きな柄で表紙を作り、中身の紙をじゃばらに折って台紙にし、アルバムを制作しました。

 

 

 まず表紙と裏表紙になる厚紙をカットします。低学年の子どもたちには少し固い紙だったので、お母さんと協力しながらカッターやはさみで切っていきます。

 

 

 

 次に表紙と裏表紙の紙を選びます。 好きな柄の布を持ってきた方もいました。 先ほどカットした厚紙よりも少し大きめに紙や布を切ります。 ここで表紙の紙が厚紙より大きめでないと厚紙がくるみきれなくなってしまうため、簡単ですが重要な作業です。

 

 

 

そして切った紙や布を表紙に貼ります。 厚紙の方にのりを塗り、角を織り込んできれいにくるみます。

 

 

 

 

 

表紙と裏表紙が出来たら、中身に取り掛かります。 10cmずつ計って紙を山折谷折と交互に折っていきます。ここで長さをしっかり計って折らないと仕上がりが汚くなってしまうので、慎重に作業します。 折り終わったら、表紙と裏表紙の裏(表2と表3の部分)にじゃばら折りした紙を貼ります。

 

 

 

アルバムができあがったら、写真を貼っていきます

 

そして完成です。様々な色の紙や布を使い、自分だけのアルバムができました。特別な道具は必要なく、自宅でも簡単に作ることができるので、ぜひまた作ってみてもらえたらと思います。

 

 

【PMの部 オリジナル年賀状ブックづくり

《参加者》 7名

《対象》 小学3年生〜6年生

 

内容:毎年届く年賀状に表紙をつけて、1冊の本にしました。製本の一連の流れを体験し、本がどのようにできていくのかを学びました。

まず年賀状を束にして固定し、背表紙となる部分をのこぎりで削ります。

 

 

 

これはのりを染み込みやすくするために必要な作業です。 どんどん削って傷をつけていきます。 ある程度削れたら、4箇所タテに削り、後で糸を通すためのくぼみを作ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

削れたらのりをつけます。 そして固定したまま乾くまで置いておきます。

乾かしている間に表紙に取り掛かります。
はがきの大きさよりも少し大きめに厚紙を切ります。

 

 

 

厚紙を表紙の紙に貼り付けたら、見返しをつけます。

 

 

 

 

 

紙を貼る際に、前と後ろで長さをずらして貼るとはみ出た部分がカットしやすいです。 細かい職人技ですね。

 

 

 

 

 

そろそろハガキの背表紙部分ののりも乾いてきました。 先ほど4つ作ったくぼみに糸を入れます。 この糸でページをしっかりとまとめているというわけです。

 

 

 

背と本文をつなぐ寒冷紗を貼り、表紙を作ります。

中身と表紙を接着したら、背表紙の部分にコテで溝を入れます。ここで背の部分に塗ったのりと本文が接着されます。のりは背の部分にしか塗られていないため、しっかりと押さえて貼り付けます。 これで完成となります。

 

それぞれ素敵な1冊に仕上がりました! 午後の部はじゃばら製本に比べると細かい作業が多く、工程も増えます。が、出来上がったときの達成感はひとしお。まだ完全に乾ききっておらずまだ開かないでと言われましたが、迎えに来た保護者の方に早く中身を見せたくて仕方ない様子が、できた喜びを表していました。