平成25年美術実技講座

「ピルタナウハ - 北欧デザインの紐を織る」

活動報告

今回はピルタナウハというフィンランドの伝統的な織りの技法を学ぶ講座を開催しました。フィンランド人であるオオヤマ氏を講師に迎え、糸の整形、綜絖(そうこう)入れ、織りという一通りの技術を学びました。

まず、アシスタントの学生さんに整形してきてもらった糸を筬(おさ)に通します。

36本の糸をすべて通し終わったら、横糸を通し織っていきます。


腰にベルトを巻き、そこに糸を通し終わった筬から出ている糸を通し、縛ります。 そして手前から奥へ織っていきます。

 

完成するとこのような柄に仕上がるのです。

糸を通す順番を変えると違う柄になり、早く1本目を仕上げた人は整形から2本目に取りかかりました。 整形とは、糸を端から順に取り、あらかじめ綾(糸と糸が交差するところ)を作っておくことで、これができるようになれば自宅でも簡単に織りを行うことができます。

2日目にはほぼ全員が整形に取りかかることができました。


また、このピルタナウハとは別にもう1種類の「インクルルーム」という織り機も体験しました。 手前(左図で織り始めているところ)から始め、織り方はピルタナウハと同じ。 上まで織ったら手で糸を回して続きを織るというものです。 糸は3メートルほど通っているため、ピルタナウハよりも糸を通すことが少し難しい織り機でした。


ピルタナウハは場所をあまり取らないため、気軽にできることが魅力です。今年度の美術実技講座では、一宮市は繊維の町ということもあり経験者の方も数名いる中で、楽しく織物を体験できました。今後も参加者の皆さんが楽しめる講座を行っていきたいと思います。