2009夏休みの美術館 津田 直展 果てのレラ 2009年7月11日(土)〜8月16日(日)

第7回目を迎える夏休みの美術館では、毎年さまざまな素材を取り上げ、それを扱う作家の表現やそのプロセスに直接触れる貴重な体験の機会となっています。このたびは写真家の津田直(つだ なお 1976―)をご紹介します。
津田は、2001年に初個展「遠くの近く」を開催、その後「近づく」と題されたシリーズなどを展開し、制作過程においては常に旅を通して風景と向き合い、写真のみならず多くの言葉を紡いできました。風景を見たままではなく見えないものを撮る。はじまりの前の予感と終わりの後の余韻を捉える彼独自の風景論からは、この世のどこにもない視座が生まれています。
本展では暦を元にした作品「七曜(ひちよう)」のシリーズ、2008年に発表された和紙を使用した作品「盥(たらい)星図(せいず)」などに加え、日本列島の最北端の礼文島、最南端の波照間島への旅によって生み出された新作を発表します。
津田はこの旅を機に新たなフィールドワークに挑み、そこで出会った風景への思索を写真により浮き彫りにします。そもそも日本の端とはどこなのか、そして浮かび上がるこの国の姿・かたちとは。さまざまな問い掛けを抱きながら、この列島に散在する島々を訪れ、辿り着いた先に潜む世界を会場にてご覧ください。津田直の眼に映し出された新しい世界への感覚は、わたしたちが今いるこの場所から、遥か古(いにしえ)の時へと、そして見えない未来へと旅立たせてくれることでしょう。

日  時 :
7月11日(土)〜8月16日(日)
午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
料  金 :
一般320円 高大生210円 ※中学生以下無料
会  場 :
一宮市三岸節子記念美術館2F一般展示室
休 館 日:
月曜日[7/20は開館] 7/21(火)
主  催 :
一宮市三岸節子記念美術館
協  力 :
hiromiyoshii、TCK
津田オモテ 津田ウラ 室礼「朧」_3

関連行事

講演会「島々を巡って」

日 時/
7月18日(土)午後2時〜3時半
講 師/
島尾伸三氏(写真家)+津田 直氏

申込不要 聴講無料

島尾伸三(しまお・しんぞう) 略歴

1948年作家の島尾敏雄、ミホの長男として神戸に生まれ、母の故郷である奄美大島で育つ。1974年東京造形大学造形学部写真専攻科卒業。1975年よりフリーランスの写真家としての活動をはじめる。1978年に写真家・潮田登久子と結婚、ともに中国、香港の庶民生活のリポートをはじめる。展覧会著者多数。

日 時/
8月1日(土)午前11時〜午後4時
講 師/
津田 直氏
内 容/
決められた時間内で果たしてどこまで辿り着けるのか。参加者にはカメラと足を使ってフィールドワークに出ていただきます。
対 象/
中学生以上(小学生以下の参加は保護者同伴で)20名
参加費/
無料 但し、移動の際の交通費は各自負担となります。
持ち物/
デジタルカメラ
お申込/
往復はがき又はFaxで、参加希望日、氏名、年齢、郵便番号、住所、電話・Fax番号を明記のうえ「一宮市三岸節子記念美術館津田直展ワークショップ係」まで申込みください。7/25(土)必着。申込多数の場合は抽選。

津田 直 略歴

1976年神戸生まれ。2001年より作品を発表。自然を捉える視線のユニークさと写真と時間の関係をテーマに新たな風景表現を切り開く写真作家として注目されている。作品集には「近づく」(hiromi yoshii)、「漕」(主水書房)、「SMOKELINE」(赤々舍)がある。昨年秋には資生堂ギャラリーでの個展も話題となった。

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