2008 夏休みの美術館 鈴木昭男展 「点気ki-date」 2008年7月12日(土)〜8月17日(日)
休 館 日 月曜日[7/21は開館] 7/22(火)
開館時間 9:00〜17:00[入場は16:30まで]
観 覧 料 一般500円[400円]、高校・大学生300円[240円]、
小・中学生無料
第6回目を迎える夏休みの美術館では、毎年さまざまな素材を取り上げ、それを扱う作家の表現やそのプロセスに直接触れる貴重な体験の機会となっています。このたびは「音」をテーマに世界各地で活動をつづける鈴木昭男(1941-)を紹介します。
遊びといたずら、インスピレーションと予感―。
鈴木昭男は音を「なげかけ」、場を「たどる」行為を繰り返す中で、常に「聴く」ということを模索し続けています。周りのものをそそのかせ、巻き込み、集中させる、その誇りとアイロニーの混ざった言動は悪猫(bad cat)!と称され、1960年代から音によるイベントやインスタレーション、アナラポスと名付けた創作音具によるパフォーマンスを国内外で展開し、日本のサウンドアートの先駆者の1人と言われています。

本展は「鈴木昭男展−点気」と題し、新作サウンド・インスタレーションをはじめ、今年20周年を迎える《日向ぼっこの空間》関連資料、視覚的な音の表記法である図形楽譜、パフォーマンス映像等によって鈴木昭男の「音」の仕事を紹介するものです。
また会期中、地面に白くプリントした「耳+足」を象ったマークの上に佇み、耳を澄ますプロジェクト《点音》を実施します。 普段気に留めずに通り過ぎてしまう場所も改めて聴覚に意識を向けることで、自然の音や町の生活音などあらゆる音と出会い、同時に今まで見えなかった新しい景色が開けてくることでしょう。
タイトルの《点気》という展覧会名は、鈴木自身がつけたもので、野外での茶会を意味する「野点」を転じて逆さまから《きだて》と読み、「気」を点てることを意味します。天気、気勢、意気・・「気」という言葉は、万物が生ずる根元から生命の原動力、精神を表し、また人や物に気配があるように、雰囲気、存在感、美しさも「気」としてそのもの自身を成り立たせます。
おのおのの「気」に耳を傾け、そのイマジネーションの中に音の空間を奏でる鈴木昭男の世界に触れることは、私たちにとって過去を聴き、今を受け入れ、未来に耳を澄ます礎となることでしょう。
1941年平壌に生まれる。戦後引き揚げ、愛知県小牧市に育つ。1963年名古屋駅のホームの「階段に ものを投げる」ことをきっかけに「なげかけ」と「たどり」の行為として自修イベントを始める。1970年代にはアナラポスなどのエコー楽器を創作。 パリの秋のフェスティバルに招かれたのを最初に、カッセルのドクメンタなど世界各地から招聘され、音のイベントやインスタレーション、音具によるパフォーマンスを展開。1988年丹後にて《日向ぼっこの空間》逐行、 子午線上に築いた壁の間に座り、一日 自然に耳を澄ます。1996年ベルリンにて《点音》を始め、その後世界18箇所で実施。常に「聴く」ということを関わる場を通して受け入れている。京都府京丹後市在住。
     
鈴木昭男の音と身体、谷川俊太郎の詩と朗読で紡がれる、純粋即興の催しです。世界に耳を澄ます二人のかけがえのない集中をお楽しみに。
「耳 住む 澄ます」 鈴木昭男+谷川俊太郎
7月26日(土)17:30〜(17:00開場) 
美術館1F講義室にて 定員:180名(全自由席)
前売:一般1,500円 高校生以下800円 
当日:一般2,000円 高校生以下1,000円
※ 6/28(土)10:00より美術館にて発売開始、チケット代+配達記録代(300円)で郵送可

1931年東京生まれ。「文学界」に詩を発表して注目を集め、1952年第1詩集「二十億光年の孤独」を刊行し、みずみずしい生命力の溢れた感性が高い評価を得る。主な詩集には、「日々の地図」「ことばあそびうた」「定義」「みみをすます」「モーツァルトを聴く人」「クレーの天使」などがあり、常に現代詩の最先端を歩み続けている。また、絵本、童話、童謡、歌、翻訳の世界でも突出した世界を創り、開かれた詩人としてさまざまな分野で活躍している。東京在住。
作品制作にまつわるお話とアナラポス等による演奏を鑑賞します。
7月12日(土)、8月17日(日) 15:00〜(美術館受付集合) 
※当日の観覧券が必要です
鈴木昭男さんと町中で耳を澄ますポイント巡りを行います。美術館受付集合。
日  時 (1)8月 2日(土) (2)8月 3日(日) (3)8月17日(日)
10:00〜12:00 (各回定員20名)
対  象 (1)小中学生 (2)一般 (3)こどもからおとなまで
参 加 費 各日300円(点音焼き+お茶付)
申込方法 往復ハガキまたはFaxで、参加希望日、氏名(フリガナ)、年齢、郵便番号、住所、電話・Fax番号を明記のうえ、一宮市三岸節子記念美術館「点音係」まで申込みください。
各日程の10日前必着。申込多数の場合は抽選。
※点音ポイントを記した地図を美術館や市内各所で配布。
点音(「おとだて」と返り点読みをします)
野外で楽しむ茶会のことを「野点」と言います。 町中で音を楽しむことを「点音」と鈴木昭男さんは名付けました。 地面に白くプリントした耳のような足型のマークの上に立って佇み、耳を澄ますプロジェクトです。
展覧会鑑賞と美術館の近くの点音ポイントを巡ります。
日 時 7月25日(金)、8月 8日 (金)10:00〜11:30 
美術館受付集合。
対 象 小中学生